三国恋戦記二次創作/初来訪の方はaboutをご一読ください
No.97
2011/02/23 (Wed) 08:16:34
ちょっと仕事で予定外のことを突っ込んでこられたので、2月中にはーとか言ってましたが来月に食い込んでしまいそうですすみません……。
スパート(笑)はかけているのでもうちょっと、あと少し待ってくだせえええええ。遅くてすみません。
そんなこんなで、小さな都督をお留守番に置いていきますね。またもや台詞だけですが。
苦手な方は素通りでお願いします。お土産は……冷蔵庫にむいた夏みかんがあるよ都督。うまーい。
拍手、ありがとうございました! ほんじゃいってきまーす。
スパート(笑)はかけているのでもうちょっと、あと少し待ってくだせえええええ。遅くてすみません。
そんなこんなで、小さな都督をお留守番に置いていきますね。またもや台詞だけですが。
苦手な方は素通りでお願いします。お土産は……冷蔵庫にむいた夏みかんがあるよ都督。うまーい。
拍手、ありがとうございました! ほんじゃいってきまーす。
「部屋に篭もりきりじゃ不健康ですからね。お邸の庭だったらひとの目も気にしないで散歩できますし。――あ、公瑾さんは、この花の名前、知ってます?」
「……れんぎょう、です」
「れんぎょう、……れんぎょう。うーん、聞いたことがあるような、ないような」
「はなのへやのまえにもあります」
「本当ですか? 気づかなかった。……わ、笑わないでください」
「やーやー、こんにちは、花殿」
「あ、伯言さん。こんにちは、いらっしゃい」
「近くまで来たので、ご機嫌伺いに。ああ、これは見舞というか土産というか」
「わざわざすみません。わあ、いい匂い! ――ほら、公瑾さん、桃をいただきました、よ、……あれ? 公瑾さん?」
「……」
「公瑾さんてば、何で隠れちゃうんですか。……ごめんなさい、伯言さん。公瑾さんたら、お仕事もたまっているし、なかなか自由に出来ないから少しご機嫌斜めみたいで」
「いやいや、花殿が謝られることではないでしょう。……しかしまあ、何というか、お小さくなられても都督は都督のようで。お変わりなく憎たらしいったら」
「はくげん……」
「これは申し訳ありません。どうも、根が素直なものでして」
「おまえのそれはすなおなのではなく、はなはだぶれいなだけです」
(……あんまり公瑾さんを刺激しないでほしい……)
「え、ええと、伯言さんは時間ありますか? この桃、一緒にいただきません?」
「花殿のお誘いなれば喜んで」
「そ、ういうわけじゃないですけど! あの、厨房へ行ってお願いしてきますね。どうぞあがってください。……さ、公瑾さんも行きましょう」
「おっと。危ないですよ」
「あ、すみま――きゃああっ! な、何てことするんですか!」
「何てことって、都督が転びそうになったので、つい」
「つい、じゃありません! 猫じゃないんですから、襟首なんて持ち上げちゃったら首が絞まっちゃうじゃないですか! 公瑾さん、大丈夫ですか!?」
「お助けしようと思って咄嗟に掴んだところがそこだったのです。けして仕返しなどではありません。……花殿、せっかくの愛らしいお顔が怖いことになっておいでです。都督にそっくりで恐ろしい」
「誰のせいですか、誰の」
「まあまあ、怪我もなく済んだのですから良いではないですか。さ、ささ、参りましょう参りましょう」
「もう、調子いいんだから……。――公瑾さん? どうしたんですか? そんなにしがみつかなくても、もう大丈夫ですからね。ごめんなさい、目を離してしまって」
「せわをかけてすみません、はな。……いますこしこのままで」
「構いませんよ。ふふ、公瑾さんって意外に甘えん坊ですよね。かわいい」
(うーん、意外でも何でもない気もしますがね。……遠慮会釈なく図々しいったらないなあ)
「おまえはかえりなさい、はくげん。みやげはありがたくうけとりますが、みまいはけっこう。わたしはそうけんであると、ちゅうぼうさまへことづてを」
「諒解いたしました。面白……否、睦まじいお姿も拝見できましたし、邪魔をしては申し訳ないですよね」
「まったくです。おまえときたらむかしからはばかることをしらぬ。すこしはきをきかせなさい」
「……どうもすみませんね、無粋もので」
「わかっているのならさっさといね」
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