そんなこんなで珍しい時間に投げ込みますよ。
見た目は幼児、中身は(大人気ない)大人、そんな都督は誰得ですか。(私得。)すでにお書きになっていらっしゃるサイト様をご存知のかたは教えていただけると嬉しいです。すっ飛んでいきます。
ちなみに久々に科白のみのやりとりです。仲花以来?
都督ちっちゃいです。何か知らないけどちっちゃいです。
不得手なかたは力いっぱい自衛をよろしくお願いします。
拍手、ありがとうございました!
お返事はまた後日に! すみません!
「……――な。はな! おきてください」
「んー……、あと五分……」
「はな! ねているばあいではありません!」
「は、はい! おはようございます公瑾さんっ! ……あれ? 公瑾、さん?」
「ここにいます」
「……? こ、う、瑾、さん? です、か?」
「たいへんふほんいながら、そのようです」
「またまたー。どこから入ってきたの? 駄目よ、ここに入ったことがバレちゃったら公瑾さんに怒られちゃう」
「はな。めのまえのげんじつをうけいれてください。わたしとてこんらんしているのですが」
「公瑾さん本人? また隠し子を連れてきたとかじゃなくて?」
「またとはなんです。しつれいな」
「す、すみません。そっくりすぎて」
「ほんにんなのだからかわりようがありません」
「え、でも、その姿はいったいどうして」
「それがわかっていたらくろうはしません。……わたしにもなにがなにやら……」
(かわいい……とか言ったら怒られるよね、絶対)
「はな?」
「え、あ、いえ、何でもありません。ええと、思い当たることとかないんですか? たとえば、拾い食いをしちゃったとか」
「あなたといっしょにしないでいただきたい」
「私だってそんなことしません」
(小さいのにこの態度の大きさと口調は間違いなく公瑾さん本人だよ……)
「子供の頃の公瑾さんってこんな感じだったんですか? 何歳くらいなんでしょう」
「さあ。それよりも、こうなってしまったげんいんをみつけ、もとにもどるほうさくをねるがせんけつ。いつまでもことばあそびをしているゆうよはない」
「ですよね……。昨日、お城で何を食べたか思い出せますか?」
「とくにかわったものは……なかったとおもいます」
「よーく考えてください。妙な材料を使った薬膳料理を食べたとか、お茶に雑巾の絞り汁が混じったような臭いがしたとか、お腹が空きすぎて間違って拾い食いをしたとか」
「いいかげんそこからはなれなさい。――きのうは、ひるをぬいたくらいで、あとは、……いつもどおりだったかと」
(公瑾さん……ちょっと舌足らずだから言ってることが全部ひらがなで聞こえちゃう……)
「よわりました……。これではしゅっしもかなわず、ちょうれんのかんさもできません」
「前みたいに、お邸にお仕事をもってきてもらうのはどうでしょう。取り次ぎとかなら私にも出来ます」
「それでもげんかいがあります。このなりでは、あなたをまもることすらできない……」
「公瑾さん……、……あの、どさくさに紛れて胸に触るのはどうかと思います」
「それはすみません。どうもかってがちがってしまって」
(どう勝手が違うんだろう……)
「でも、いつもと逆ですね。公瑾さん、ずいぶんコンパクトになっちゃいました」
「こんぱく?」
「ええと、……小さいっていう感じですかね。大きい公瑾さんだと、私のほうがすっぽり入っちゃいますから」
「ああ、なるほど。……そうですね。このままではいつものようにあなたをだきしめることさえかなわない」
「……公瑾さん。胸に顔が当たっています……」
「ようじはやくとくですね」
(さっきと変わらないんだからワザとなんじゃない……)
「はな。……はな。わたしのかわいいひと。このままではあなたのはんりょをなのれない。くちおしいことのこうえありません」
「公瑾さん……。公瑾さんがどんな姿だって、私の気持ちは変わりません。ずっと、ずーっと公瑾さんのことが好きですからね」
「ありがとうございます。あなたのそのこころに、わたしがどれだけすくわれてきたことか。……けれど、こたびばかりは……」
「げ、元気だしましょう! きっと元に戻れるって、私、信じてますから!」
「はな……」
「まずは朝ご飯を食べましょう。それから2人でじっくり考えていきましょう? 今日は風邪を引いて熱が出たってお城に連絡をして、お仕事は休みにしてもらって。ね?」
「あなたのそののうてんきさはよいのかわるいのか」
「ずっと後ろ向きなのは良くありません。さあ、……あれ、公瑾さん。首のあたり、ちょっと汗かいてません? やっぱり子供だから汗っかきになっているんでしょうか」
「……あまり、こどもこどもといわないでいただけませんか」
「す、すみません……」
「まあいいでしょう。それより、はな、じじょにゆどののよういをいいつけてきてください。――それと、ゆあみのてつだいをおねがいできますか?」
「あ、それは一緒に侍女さんへお願いしてきますね。ここのお邸の皆さんは口が堅いから大丈夫だと思います」
続……かない!