三国恋戦記二次創作/初来訪の方はaboutをご一読ください
No.212
2013/03/30 (Sat) 00:49:31
書き物からずいぶん離れてしまったので頭の体操。このままでは雲長さんに振り向いてもらえません。出直してきます。
さっきまでざっくり雑記を書いていたのですがエラーで全部消えマシt……
余計なこと書いてんじゃねーよってことですね。
営業にピークは過ぎたよとか嘘吐かれた年度末。気が付いたらもう4月は目の前とかどんだけうらしまたろうなの。
妄想の森に引きこもりたい。このままだと普段と変わらないぼっち遊びにますます拍車がかかる。(※今さら)
でも三むそ7もプレイしたいです陸遜かっこかわいいし魯粛さんが素敵に渋い。ひげ!ひげ!
ちっとも代わり映えのない辺境に足を運んでくださってありがとうございます。
拍手もありがとうございました。お返事できなくってすみませんです。お気づかいありがとうございました。
ソックスハンターをご存じとは通ですね!笑
さっきまでざっくり雑記を書いていたのですがエラーで全部消えマシt……
余計なこと書いてんじゃねーよってことですね。
営業にピークは過ぎたよとか嘘吐かれた年度末。気が付いたらもう4月は目の前とかどんだけうらしまたろうなの。
妄想の森に引きこもりたい。このままだと普段と変わらないぼっち遊びにますます拍車がかかる。(※今さら)
でも三むそ7もプレイしたいです陸遜かっこかわいいし魯粛さんが素敵に渋い。ひげ!ひげ!
ちっとも代わり映えのない辺境に足を運んでくださってありがとうございます。
拍手もありがとうございました。お返事できなくってすみませんです。お気づかいありがとうございました。
ソックスハンターをご存じとは通ですね!笑
不要になった竹簡を解いて作られたそれには、先端にこそりと文字が認めてある。細い筒に数本ほど立てられていて、それを毎朝、邸から出仕する前に1本だけ引いていく。御神籤といって、吉凶を占うものだと教わった。
遊びの延長のようなものだと思っていたが、作成者である花から習慣となっているみたいだと指摘される。筒に伸ばしかけていた手を止め、文若は眉根を寄せて花を振り返った。
「……お前が引いていけと、毎日勧めたからではないか」
「でもここ最近は何も言ってませんよ?」
にこりと笑って彼女は言う。嫌味のない笑み。だからこそなのか、何とも言い難い苦いものが文若の口の中に広がった。
羞恥を隠すように顔を背ければ、わざわざ花は回り込んで文若のことを見上げた。ぐっと喉を鳴らして仰け反る文若を見つめながら、花はぺろりと舌を出す。
「実は私も毎日やってみてるんです。……文若さんの仕事がスムーズに進むかどうかとか、早く帰ってこられるかなあとか、一緒に休憩できたりご飯食べたりできたらいいなあとか」
「……そ、そのようなこと」
「さ、さあ文若さんから今日の分をどうぞ! きっといいことがありますよ!」
顔をほんのりと赤らめた文若に、うっかりと内心を漏らしてしまった花の恥じらいが増す。言葉の先を言わせぬ勢いで慌てて彼に筒を差し出した。
雰囲気を改めるように咳払いをした文若は、気乗りのしないふうで腕を伸ばす。しかし彼の手は慣れたようにさらりと竹の棒の先端を撫でたのちに中心の1本を選び取った。
そっと摘まんで持ち上げ、筒の中に隠れていた文字を確認する――と、とたんに文若の顔が険しくなる。
花はそんな彼に気づかず、ささくれだった竹の棒が文若の袖に引っかかったことに意識が向いていた。糸を引いてしまってはいけないと、袖を引き留めて棒を慎重に取り除いた。
筒に戻す前に禍禍しい1文字が花の目に飛び込んでくる。文若が選んでいなくて良かったと安堵するも、ふと口を閉ざしたままの文若を仰ぎみたなら、恋しいひとは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
「文若さん?」
「――行ってくる。今日もおそらく遅くなるから先に寝ろ」
文若は手にしていた棒を押し付け、花に背を向けて足早にその場を去っていった。急変してしまった態度を訝るが、彼の引いた御神籤の内容を知って花はひっと息をのんだ。
「ぶ、文若さーん! もう1回! 今日はもう1回だけ引いてくださーいっ!」
袖に引っかかったものよりさらに悪いことを示す2文字を目にした花は、すぐさま文若のあとを追って走り出した。
オチをつけるなというに……
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